東洋医学とアーユルヴェーダ

ツボ・経絡のこと

 

 

氣功をするという事は
体の中にエネルギーの火を起こすことです。

 

呼吸は、火起こしには欠かせない、大切な事なのです。

 

 

氣功をする前に、
体を叩いたり、摩擦したりするのは
体内の氣を活気づける下準備になります。

 

 

 

普段まったく注意を向けることのない
体の各部分に「目を覚ましなさい
と、意識で呼びかけるのです。

 

だんだん自分の中に気を感じやすくなる
注意力が目覚めてきます。

 

 

体は全部繋がっています。

 

 

例えば、肩コリだったら、
肩だけを押せばいいというものではないのです。

 

もしかしたら、お腹に原因があるのかも知れないし
膝に原因があるのかも知れない、ということです。

 

 

 

これは、肩につながる線が体の中にあるわけで、
この線が氣が流れるラインなのです。

 

 

氣の流れる道を経絡と言って、

 

中国医学では、何千年も前から知られていて
ちゃんと記録にも残されています。

 

 

 

それが、身体中に走っていて
その道は、12経絡が左右対称にあり、
前後の中心線上の任脈、督脈を合わせると

 

全部で14本あるわけです。

 

 

 

例えば、このラインが肩に通じる川だとすると、

 

そしてどこかにゴミが詰まっていたとすると、
そこで氣の流れが悪くなって
そこから先にある肩が痛くなったりするわけです。

 

 

だから、例えば鍼をする人は
詰まっている箇所に鍼を刺して
たまっていたゴミをつついて出したりして
流れを良くしているのです。

 

 

 

氣の流れが、どこで詰まっていても
肩は良くなりません。
このラインが全部流れが良くならなければ
治らないのです。

 

なぜかと言うと、つながっている「氣の流れ」だからです。

 

 

 

経絡は、氣の道筋です。

 

その経絡の上に、ツボが点々とあります。

 

 

この、ツボを刺激すると
氣は入ってきます。

 

 

そこからズレてはダメなのです。
ツボでないところからは、氣は入ってこれません。

 

 

最も大きなツボが
人間の体の中心である丹田というところです。

 

 

 

サンスクリット語で書かれている経典には

 

人間の体の主要な箇所は「チャクラ」と言って
人体の正中線上に7カ所あるとされています。

 

 

ツボという名ではなく、
そこをプラーナと呼びます。

 

 

けれども、インドの経典も、中医学も
人体を詳しく、突き詰めて調べて行くと

 

呼び方は違っていても
みな、同じような事になるのでしょう。

 

 

 

近代の西洋医学も、素晴らしく発展してきましたが、
この、最古の智慧はこれからもっと
見直されて行くべきだと思います。

 

 

アーユルヴェーダの思想
病気を観るのではなく、

 

病人を観ることにあります。

 

 

つまり、人間を観る、人間哲学なのです。

 

 

西洋医学のように細分化された技術も
もちろん必要ではありますが、

 

 

これから先は、もっと人間全体を通して、

 

 

目に見えるものだけではなく、
体を感じることも大切になって行くのでは、

 

と、私は思っています。

 

 

 

 

 


 

 

 

 

 

 

経絡治療の講座

 

陰陽五行キネシオロジーを使った

 

経絡治療の講座をやることになりました。

 

 

それで、もう一度、
東洋医学とか、陰陽五行思想を深掘りしています。

 

 

人に教えるって、
自分が一番勉強になりますね。

 

 

サンプルサイト
【太極図】
周りのマークは、易占いに出てくる八卦です。↑

 

 

日本人は、
陰陽五行思想の影響を、深く受けています。

 

 

この世の全てのものは

 

陰と陽

 

裏と表

 

左と右

 

女と男

 

と言うように、
二つの相反する二極で構成されています。

 

 

けれども、太極図で見るように、

 

陰の中にも陽の目があり

 

陽の中にも陰の目があるのです。

 

 

 

 

だから、二極のようでも
その中には、反対の部分も含まれていて

 

 

陰も極まれば陽に転じ、

 

陽も極まれば陰に転ずる、

 

と言うわけです。

 

 

 

季節も夏が極まれば
段々と冬の方に向かっていくわけで

 

真冬の寒の中にも
春の兆しはあるという事です。

 

 

 

日本には四季があるので

 

感覚的に理解する事が出来ますね。

 

変化するのが常なのです。

 

 

陰と陽の思想は
易占いやタロットカードにも活用されています。

 

 

陰と陽を五行に分けた

 

陰陽五行の思想

 

風水や東洋医学にも応用されています。

 

 

五行は、この世の森羅万象
五大元素と言われる
木、火、土、金、水の五つに
振り分けることができます。

 

 

 

アーユルヴェーダや、インド仏教では

 

五大元素は
地、水、火、風、空、の
五つだとされています。

 

 

 

霊巌洞で五輪書を書かれた

 

宮本武蔵さんも、

 

地の巻、水の巻、風の巻…という風に
この五大元素で分けて書かれています。

 

 

陰陽五行の、木火土金水と

 

とても似ている考えではありますが、
これは、同じではなく別物だそうです。

 

 

なぜ私たちに陰陽五行思想が
馴染み深いのかと言うと、

 

 

日と月は
陰と陽の代表格ですね。

 

日が陽で、月が陰です。

 

 

一週間は、日、月で始まり、

 

あと、火水木金土と続きます。

 

 

 

日月火水木金土は、

 

違和感なく、私たちの生活に密着しています。

 

 

こんなふうに、知らないうちに、あらゆる所で

 

陰陽五行思想が定着しているのです。

 

 

 

 

【陰陽五行説】

 

五行の中には、体の臓器も含まれています。

 

 

肝臓、心臓、脾臓、肺臓、腎臓

 

と言われる臓器が、陰の経絡で

 

 

それに対応する

 

胆のう、小腸、胃、大腸、膀胱

 

と言った腑が、陽の経絡になります。

 

 

それぞれが助け合ったり、影響を受けたりしています。

 

 

 

なので、どこの経絡の流れが
滞っているのかが分かると、その対処法も分かるのです。

 

 

 

東洋医学だけに留まらず、
陰陽五行思想を学んで理解が深まると、

 

 

色々な事に応用できそうです。

 

 

アーユルヴェーダという医学

私は、東洋医学に興味を持ち

 

陰陽の思想や、ツボ、経絡の研究を
自分なりに続けていますが、

 

 

鍼灸をやっていないので、
代わりに「マッサージ」という技法を使っています。

 

 

なので、

 

アーユルヴェーダという医学にもとても関心があります。

 

 

 

アーユルヴェーダは、

 

インドやスリランカでは、国も認めている医学のひとつです。

 

 

私は、自分の店の屋号も
「七色のちゃくら」 としていますが、

 

 

チャクラとは、インドのサンスクリット語で
エネルギーの出入り口の事です。

 

 

 

東洋医学で言う、「ツボ」と同じようなものです。

 

 

そして、氣エネルギーのことを

 

アーユルヴェーダでは、「プラーナ」と呼びます。

 

 

 

経絡に似たエネルギーラインを

 

「ナーディー」と呼びます。

 

全部、目に見えないエネルギーを表しています。

 

 

東洋医学では、
14の経絡に分け、ツボを分類していますが、

 

 

 

アーユルヴェーダでは、

 

・筋肉のマルマ

 

・靭帯のマルマ

 

・脈管のマルマ

 

・骨のマルマ

 

・関節のマルマ

 

 

の五つのカテゴリーに分類され、

 

 

 

全てがポイントで表現される
東洋医学のツボとは異なり、

 

 

もう少し広い面積を持ったものや
帯状に伸びるものがあります。

 

 

マルマとは、急所のことです。

 

 

「断末魔」の末魔とは、

 

そこに損傷を受けると、死に至ると言う急所のことです。

 

 

末魔(マルマのこと)を断たれり、傷を負ったり

 

ダメージが蓄積されたりすると
死んだり病気になったりするわけです。

 

 

 

しかし、逆に
同じ末魔を「救」してやると、

 

病は癒やされ、健康になる、という事です。

 

 

 

アーユルヴェーダでは、鍼を使いません。

 

 

そのかわり、オイルをマルマに染み込ませて

 

あらゆるマッサージを施すことで、病を癒やしていきます。

 

 

 

足の裏にもマルマがあります。

 

足の中央のところにあるのが「足心」です。

 

 

 

東洋医学では、もう少し上の方にある
湧泉」というツボを重要視していますが、

 

どちらも働きはほとんど変わりません。

 

 

私が推奨している
「足踏みリンパマッサージ」は、

 

自分の足の裏のマルマ(足心)を使います。

 

 

マルマを優しく刺激することで、

 

自分自身の健康にも、大いに役立っているという事です。

 

 

 

なので、

 

「踏めば踏むほど元気になるよ」 と
お伝えしています。

 

 

マルマは肉体の一部ではありますが
精神機構の一部だとも考えられています。

 

 

「思考とプラーナは密接に関連している」
ということです。

 

 

 

マルマとツボは、
ほとんど同じような場所にありますが、

 

そこを刺激する方法には
ツボ刺激ヨーガのような
簡単にできる方法もあります。

 

ストレッチのようなものですが、

 

刺激されるマルマ(ツボ)のことを意識して
行うことが重要だと思います。

 

 

意識するだけで、効果はグッと上がります。(^.^)

 

 

 

 

 



【アーユルヴェーダスパイス検定】